「受洗の証」 N姉

 私は、福音教会には2005年4月の終わりから出席しています。私はもともとこれといった宗教は持っていなかったのですが、学生時代5年間、仏教系の学校に通っていました。 また、聖書では忌み嫌われている占いや運勢を変えるために高価な印鑑を買ったり、偶像礼拝を当たり前のようにしていました。 知人の紹介で10年ほど前聖書の神を知りました。しかし、当時はまだ時ではなかったようで信仰に結びつくことなく終わりました。

 こんな私がどうやって再び神様に出会ったかというと、始まりは悲惨なものでした。私には現在別居中ですがコモン・ローのパートナーがいます。 郊外に家を買って、かわいい子どもがいて、一見するとすごく幸せそうな家庭でしたが実際は喧嘩ばかりでした。 イスラムと日本の文化の違い、価値観の違い、国際結婚にはよくあるそれらが大きな溝となりました。子どものためにと何とか努力してきたつもりでしたが自分たちでは問題を改善できず、結局警察のお世話になることになりました。

 そんな時、不思議なめぐり合わせで佐藤牧師夫妻に出会いました。40日のキャンペーン中で、困っている人がいたら助けてあげるという事を学んでおられたようで、 佐藤牧師が会ったばかりで見ず知らずの私の無理難題を即引き受けてくれました。私はその時もちろん神の存在は信じていなかったので偶然よい人にめぐり合ったと思っていました。 しかし、今は神が会わせてくださったのだと分かります。神のなさることは、全て時にかなって美しい、との御言葉どおりに。

 その後、私たちの間で問題が起こるたびに二人はすぐにかけつけてくれ祈ってくれたり、聖書の御言葉を話して聞かせてくれました。 自分がへりくだれば相手も変わる、相手を変えることは難しいと。 私自身今までいろんな困難を自分で乗り越えてき、自分でできないことはないと信じていました。 それが今回に限ってよくなるどころかますます状況が悪くなり手に負えなくなりました。 それでもう神様に頼るしかないと6月の初めにイエス様を受け入れました。 それから自分でも祈ることを始めましたが、状況は変わらず、結局また警察のお世話になり、その時をきっかけに私と息子は家を出て佐藤牧師宅で生活させていただくことになりました。 それから多くのことが変わり始めました。私の中にあった多くの罪を告白し、悔い改め、神から許しを得ました、その時初めて心に平安が与えられ、神を通していろんな経験をするようになりました。

 しかし、何とか家族3人でやり直したいと思う私の期待とは裏腹に状況は逆方向に進んで行きました。私はまだそれを受け入れられずに何とか自分の力で思い通りにしようとあの手この手を尽くしましたが、 神様はいろんな方法でやり直すことは不可能だという状況を私に見せつけられました。それと同時にいろんな道が開かれ、多くの助け手を私と息子に与えて下さいました。 それはクリスチャンであったりそうでない人であったり様々です。いつも祈るときに、あなたの示される通りに行きたいのですができません、どうか私をあなたに従う者に変えてくださいと言っていたのが聞かれたのか。 徐々に平安の内に新たな道を歩むための手続きを進めて行くことができました。霊的な変化が自分自身でも感じられました。

 私がはっきり神様は生きておられるということを確信する出来事がありました。 ある時、外出先でお金を引き出そうとしたけれどもできず、財布の中身は数十セントしか残っていませんでした。 数日後の礼拝のあとバスに乗ろうとしてお金のないことに気がつきました。たまたま友達が一緒だったので借りてバスに乗ったのですが何とも惨めな気持ちになりました。 その日の晩、ある方から励ましのカードが届き、その中に現金が同封されていました。神様はいつも私のことを見ておられ、必要な物を全てご存知で備えてくださる方だと知りました。

 私は今子どもにとっては父親、私にとってはパートナーを失いましたが、神はもっと大きな物を私に与えて下さいました。それは永遠のいのちと神の家族です。 私の中には神の家族になる計画はなかったのですが神にはあったのです。私が神を選んだのではなく、神が私を選んでくださったのです。 神に従って生きて行く時、不安になることがありますが、神が私のために最善の道を用意して下さっていること、その過程において辛い決断を迫られても強い信仰があれば乗り越えられることを今は信じることができます。 神が私のこの世での人生においてどのような計画をお持ちなのかまだ分かりませんが、きっとこの経験をも無駄にされず、素晴らしい未来を用意してくださっているにちがいありません。 全てを神に委ねて心の目を開くと、身の回りに起こる不思議で偶然だと思っていた出来事も神の愛だということが分かります。

 またこの場をお借りして私と息子をサポートしてくださっている皆様に心より感謝いたします。 何より、そのような方々を遣わしてくださった憐れみ深い神に感謝します。ここに集まっておられる皆様に神の大いなる祝福が豊かにありますように。アーメン。