「自己中心から従う者へ」牧師夫人 Y姉
私は中国山地の田舎で育ちました。物心つく頃から祖母や両親が朝晩欠かさず先祖に供え物をしたり、神事を忠実に行なうのを見て育ちました。
結婚して、主人の転勤で1987年にトロントに来ました。主人の帰宅が遅いので、熱心なクリスチャンのいとこの家に入り浸りでした。いとこ夫婦は、聖書の話や多くの証をしてくれました。また、誘われて
伝道集会に出席したり、キリスト教の本を読んだりしていました。
そんな事を続けて1年位経った頃から、私の心に変化が起こり始めました。
「クリスチャンは私とは違う。私もクリスチャンの持っているものが欲しい。」
主人に不満があった私は、思い通りの主人でなければ文句を言っていました。いい妻になろうと努力するのですが、なかなかできません。そんなある日、いとこの家で聞いた罪の話に、私の心の深い所から
主人に対して申し訳なかったという思いが湧き上がり、涙が溢れ出て止まりませんでした。主人に今までのことを謝り、また神様にも、神を無視し自己中心に生きて来た事を謝り、イエス様に従って
歩む決心をしました。
それから6年後、オーストラリアにある会社の保養所に転勤になりました。広大な牧場(2500エーカー)の中には、羊が5000頭、牛が200頭放牧され、ぶどう畑もありました。
まさに聖書の世界で、多くの霊的教訓を学ぶ事ができました。また、主が創造された大自然の偉大さを目の当たりにし、主を畏れ、ほめたたえざるを得ませんでした。夜、空を見上げれば、こぼれおちそうな
満天の星が輝いています。有名な南十字星を見つけるには、まず南十字星を指し示すポインターという2つの星を見つけ、それを辿っていけば見つけることができます。私達もイエス様の十字架を指し示す2つの
ポインターになりたいと思うようになりました。
それで、主の召しにいつでも応えられるようにと、JTJ宣教神学校の通信科に入学し、主人と共に学び始めました。そのうちに、
「いのちを救おうと思う者はそれを失い、わたしと福音のためにいのちを失う者はそれを救うのです。」(マルコ8:35)
の御言葉が与えられました。主人にも献身の御言葉が与えられ、2001年10月に主人は早期退職し、日本に帰国しました。
それから、大津バプテスト教会で将来に備えて無給スタッフとして訓練を受けました。その傍ら、婦人スモールグループのサブリーダーやリーダーとして仕えてきました。
2004年4月、主人が福音教会の牧師として招かれ、再びトロントの地に戻ってきました。
「わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである。」(Uコリント12:9)
と言われる主に信頼し、御国の拡大のために主にお仕えしていきたいと願っています。