僕の名前はナルダラーク。ナルダやナルちゃんって呼んでね。1996年12月23日、オーストラリア生まれ、もうすぐ9歳になる男の子、と言うよりもうおじさんだけどね。
ナルダラークって言うのは、オーストラリアの原住民アボリジニの言葉で「新鮮な水と豊かな牧草」と言う意味があるんだって。立派な名前でしょ。
オーストラリアの大自然の中で、5才までのびのび暮らしていたんだけど、お父ちゃんが牧師になるために日本
に行くことになったんだ。
田舎育ちの僕にとって、日本の東京は大都会。ビルも車も多くって、自然の空気を吸って育ったから、初めは馴染めなくって喘息になってしまったんだ。
それから、琵琶湖の畔にある「大津バプテスト教会」に行くことになったの。ここの人たちは、皆優しくって、僕をとても可愛がってくれたんだ。
毎日、お父ちゃんとお母ちゃんと一緒に教会に通っていたんだけど、教会の裏に僕専用の小屋まであったんだよ。気分はすっかり教会の一員。
教会の人たちは、僕のことを”ナルオ”や”ナルルン”って呼ぶ人もいて、いろんな名前があって、ちょっと得した気分。
それから、いつも皆と一緒に散歩にも出かけいて、楽しかったなぁ〜。僕の喘息もすっかり治っちゃった。
そしたら、今度はカナダにある「トロント日系福音教会」って言うところから、お父ちゃんに牧師として来て下さいって言うお話があって、それで僕は今、
トロントに住んでいると言うわけ。